脳腫瘍 癌 食事療法について その2

こんにちは。癌サバイバー・ミュージシャンの浅井しんやです。

この記事の内容は動画でも説明しています↓

では、前回に引き続いて

癌の食事療法について、僕が実際に何を食べてきたかについてお伝えします。

特に重要と考えられるのは、野菜の摂取です。

今回は、野菜に焦点を絞って、具体的にどの野菜をどれくらい分量、どのような食べ方をすればいいか

についてまとめました。

なぜ野菜に癌の治療効果があるのか

野菜が持つ力に癌を予防、治療する力があることは、なんとなく聞いたことがあるのではないでしょうか。

植物には、その植物自体を有害な紫外線や昆虫などから守るために自ら作り出した成分である

ファイトケミカルと呼ばれる物質が含まれており、

それが人間の体内にある活性酸素(癌の原因となる物質)を除去してくれるからなのです。

よく、ポリフェノールとかカロチノイド(カロテン)等とよばれているのがファイトケミカルです

野菜によって含まれるファイトケミカルも違い、その種類はたくさんありますが、

今回は癌の治療に効果のあるファイトケミカルを含む野菜を10種類紹介します。

にんにく

にんにくは癌に効く野菜のトップとして

1990年代にアメリカの国立がん研究所が発表した「デザイナーフーズピラミッド」の中で

頂点に位置付けられている野菜です。

にんにくに含まれるジアリルトリスルフィド(DATS)という物質が

ガン細胞の増殖を抑え、寿命のある正常な細胞に戻してガン細胞を消滅させる働きがあることが

わかっています。

ただ、にんにくを毎日の食事に取り入れるには、特有の匂いが気になると思います。

そのため、僕は黒にんにくで毎日1かけを食べています。

黒にんにくは、にんにくを熟成・発酵させており、栄養価は通常のにんにくの何倍にもなるということです。

S アリルシステインと呼ばれる物質が黒にんにくになると16倍にも増え、この物質が免疫細胞である

NK細胞を活性化させ癌を撃退すると考えられています。

黒にんにくは匂いが全くしない上に、とくに調理する必要もなく、皮を剥いてそのままの状態で食べることができ、

味もおいしいのでお勧めです。

少々お値段がする場合もありますが、形などにこだわらなければ、B級品などが安く変える場合などもあるので

調べてみてください。

ターメリック(ウコン)

ターメリックは別名ウコンと呼ばれ、カレーの材料です。

このターメリック(ウコン)にふくまれるクルクミンという物質が

その抗酸化作用により、さまざまな疾患に治療効果があることがわかっています。

また、驚くべきことに、癌に関してもクルクミンは通常のがん娘細胞を撃退するだけではなく、

がん娘細胞を生み出す親であるがん幹細胞までも死滅させることが研究でわかっています。

ターメリック(ウコン)を日々摂ろうとしても毎日カレーを食べるわけにもいきませんので、

僕は特に癌に効果があるとされる春ウコンをサプリとして毎日摂取しています。

キャベツ

キャベツに含まれるイソチオシアネートという成分にがん細胞を抑制する効果があることが認められています。

キャベツに限らず、アブラナ科の野菜(ブロッコリー・カリフラワー・クレソンなど)にはこの成分が多く含まれているので積極的に摂るようするといいと思います。

ちなみに僕は、キャベツを毎日食事に取り入れるため、あとに述べる食材と一緒にスープにして摂っています。

玉ねぎ

玉ねぎにはケセルチンと呼ばれる物質が含まれており、この物質の強い抗酸化力により

癌細胞を自殺に追い込むことが研究によりわかっています。

また、玉ねぎの中でも色の濃い赤玉ねぎにはアントシアニンという成分も含まれていて

相乗効果で癌に対する効果が玉ねぎの中で最も強力であることがわかっています。

ニンジン

癌に効果があるといえば、はじめにニンジンジュースを思いつく方も多いのでしょうか

ニンジンにはαカロテン、βカロテンが豊富に含まれており、強い抗酸化作用で

癌を抑える効果が認められており、古くからゲルソン療法とよばれる癌の食事療法で取り入れられてきました。

僕も、毎朝スロージューサーでニンジンジュースを作って飲んでいます

ゴーヤ

ゴーヤには、癌のエネルギーの源となるグルコース代謝能力を抑制し、がん細胞を死に至らしめる働きのあることが研究で明らかになっています。

しかも短時間(72時間)で98%の癌細胞を死滅させたという研究結果がでているのです。

癌になったらこれはもう食べるしかありません。

沖縄県は日本一癌の発症率が少ない県ですが、

それはゴーヤをよく食べるからかもしれません。

僕は毎朝ニンジンジュースと一緒にゴーヤをジュースにして摂っています。

ブロッコリースプラウト

ブロッコリーが癌に効くことも最近の研究で明らかになってきています

ある研究ではブロッコリーが短時間(24時間以内)で75%のがん幹細胞を死滅させ増殖を抑えたことが報告されています。

ブロッコリーにはスルフォラファンという成分が含まれており、この成分に強力な抗がん作用があるとされていますが、

実は成長したブロッコリーよりもブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトのほうが多く含まれており、

その含有量は成長したブロッコリーの20倍ともいわれています。

なので、どうせ食べるならブロッコリースプラウトを食べましょう。

最近ではスーパーでも普通に売っていますし、値段もお手頃です。

食べ方は、その有効成分を失わないように生で食べることがお勧めです。

僕は毎日、葉物野菜と一緒にサラダで摂取するようにしています。

クレソン

肉料理の付け合わせによく使われるクレソンですが、実は、ものすごく栄養価の高い野菜として知られています。

ホリスティック医学の祖であるエドガー・ケイシーはすべての癌の原因は、血液の汚れ(劣化)であるとし、

血液を浄化させるためには、葉物野菜を豊富に摂取することが重要であると説いています。

その中で一番有効であるとしているのがこのクレソンです。

クレソンにはβカロテンが豊富に含まれており、その強い抗酸化力により、血液を浄化して強力なデトックス効果があることが知られています。

また、イソチオシアネートの含有量がアブラナ科の植物の中でダントツに多く、体内の有害な活性酸素を無毒化し、がんの発生を抑えると考えられています。

クレソンの食べ方もその有効成分を最大限に摂取するためには生食がいいそうです。

そのため、僕は、前述したブロッコリースプラウトとクレソン、そして後述するセロリなどを一緒にサラダとして食べています。

セロリ

セロリにはβカロテンが豊富なほか、アイピンという成分に抗酸化作用があり、癌予防に効果があると言われています。

とくに茎の部分よりも葉の部分により多くの栄養が含まれており、葉の部分を食べることが重要のようです。

僕はセロリの葉の部分はサラダで、茎の部分はスープに入れて食べています。

生姜

生姜には体を温めたり、その他たくさんの健康効果があることが知られていますが、癌に対しても効果があることがわかっています。

生姜に含まれるショウガオールという成分が白血球の働きを活発にし、免疫力を高め、癌細胞を自滅させることが研究で報告されています。

僕は、生姜をすりおろしたものをスープやジュースに入れたり、その他様々な料理の付け合わせとして摂取しています。

 

旬の野菜を中心にバランスよく食べる

癌に効く10種類の野菜を紹介しましたが、ある1つの食材が体にいいとわかると

そればかり食べたりするかもしれませんが、それはよくありません。

どんな食材もそうですが、バランスが大切です。いろんな食材をまんべんなく食べるほうが健康に良いことがわかっています。

また旬を意識して食べることも重要です。

今はどの野菜でもスーパーへ行けば季節に関係なく手に入ったりしますが、食べ物には旬というものがあります。

旬なものというのは、その時期に1番栄養価が高くなるということでもあります。

できるかぎり、旬を意識して野菜を取り入れることをおすすめします。

1日350gの野菜を摂る

では、次にどのくらいの野菜を摂るべきなのでしょうか。

厚生労働省が推奨している生活習慣病などを予防するためにとるべき一人当たりの1日の野菜の摂取量は350gとなっています。

1日350gの野菜を摂れている人は少ないのではないでしょうか。

350gがどれくらいの量なのか実際に調べてみると、、、結構な量です笑。

1日3食としても、これだけの量の野菜を摂取するのはたいへんです。

普通に独り暮らしをしていて、仕事もしていてとなると、かなり意識していないと摂れる量ではないです。

では、どうやって大量の野菜を摂取するか。

方法は3つあります。

ジュースにする

野菜を絞ってジュースにすることで効率よく大量の野菜の栄養素を取り入れることができます。

ジュースを作る際はミキサーではなく、スロージューサーをおすすめします。

高速回転するミキサーだと、発生する熱により野菜に含まれている酵素が壊れてしまうからです。

スープにする

野菜スープにすることで生で食べるよりカサも減り食べやすくなります。

また、野菜を煮出すことで細胞壁が壊れて、生のままでは摂れなかったファイトケミカルがスープに溶け出します。

作り置きして冷凍しておけば、長期間の保存もできるので大量に作っておいて、毎日少しずつ摂取することもできるので便利です。

サラダで摂る

野菜によっては生のほうが栄養分を効率よく摂取できるものがあるので、そのような野菜はそのまま生でサラダとしていただきます。

ただし、生野菜はカサがでるため、毎日大量に食べるのは難しいかもしれません。

具体的な作り方について

まず野菜ジュースについてです。

ジュースはニンジンジュースをメインにしています。

作り方はニンジン2本リンゴ1/2個をジューサーにかけ、レモン汁を加えるだけです。

ニンジンにはビタミンCを壊す酵素が含まれているのでこれを抑えるためにレモン汁を加えます。

僕はここにさらにゴーヤ1/4本を足してジューサーで絞ります。

僕が実際に使用しているスロージューサーと、作り方のもとになっている本のリンクを貼っておきますので参考にしてください。

ヒューロム スロージューサー HUROM H26-WS17

がんの芽をつむにんじんジュース健康法

次に野菜スープです

メインしている野菜は、ニンジン、キャベツ、玉ねぎ、カボチャです。

これらを100gずつ適量に切り、鍋に入れて水で煮出すだけです。

ファイトケミカルはスープに溶け出すので、スープだけを飲んでも効果があります。

ポイントは、ニンジンや玉ねぎの皮、カボチャの種も捨てずに一緒に煮出すことです。

ファイトケミカルよりはこういった皮や種の部分に多く含まれているからです。

僕はこの4種類の野菜をベースになるべく多くの野菜を摂るために

トマト、セロリ、ブロッコリー、シイタケなどのキノコ類も一緒に加えています。

こちらも作り方のもとになっている本のリンクを貼っておきますので参考にしてください。

ハーバード大学式「野菜スープ」で免疫力アップ! がんに負けない!

最後にサラダについてです。

僕がサラダとして摂っている野菜は、レタス、セロリ、クレソン、ブロッコリースプラウト、トマトがメインです(季節によって若干変わります)

ここにビタミンの吸収をよくするために、ゼラチンをのせます。

粉ゼラチンをそのままふりかけてもいいのですが、味があまりよくないので、コンソメスープでゼリーを作りそれをサラダにのせて食べるようにしています。

そうするとおいしいです。

また、亜麻仁油塩コショウで味付けして食べるのもおすすめです。

市販のドレッシングやマヨネーズは添加物や油の質の問題があるので、極力使わないようにしています。

こちらも参考文献がありますのでリンクを貼っておきます。

エドガー・ケイシー療法のすべて2 がん

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は癌に効く野菜とその食べ方、分量などについてご紹介しました。

ぜひみなさんの毎日の食事に取り入れてみてください。

 

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