悪性脳腫瘍 抗がん剤・放射線治療は受けないと決断

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こんにちは。癌サバイバー・ミュージシャンの浅井しんやです。

脳にできた腫瘍の病理結果が悪性だと診断された時は

誰でもかなりの心理的ショックを受けるのではないかと思います。

僕もそうでした。脳腫瘍の摘出手術が無事終わり、体力も徐々に回復し、

リハビリもようやくうまくいきだした矢先、もうすぐ退院できるというタイミングで

医師から退院ストップがかかりました。

除去した腫瘍の病理診断結果が悪性(癌)だと判断されたからです。

 

僕は良性だと信じ切っていた(医師の見立てでも手術前はおそらく良性だと思われていた)ので、

この結果には地獄に落とされた気持ちになりました。

悪性ということは癌ということ?自分が癌だなんて、この時まで考えたことがなかったのです。

僕は5歳の時にも大腸ポリープ(良性)ができ、手術で完治していました。

なので、今回も同じように手術すればそれで終わりだと考えていました。

 

 

結果は悪性脳腫瘍グリオーマ(グレード3)

グレード4が最悪で、予後が最も悪いとされる状況です。その一歩手前ということでした。

このとき、僕ははじめて自らの「死」というものをリアルに意識しました。

 

 

ここからは僕が癌宣告をされてから、実際にどのような選択していったかということをお伝えします。

どんな状況にあっても自分には選択をすることができる

とても重要なことなので、最初に言っておきます。

どんな時でも、どんな状況においても、あなたは、自分の意志で自分の人生の道を決めることができます。

 

主治医が何と言おうと、まわりの人が何と言おうと、あなたの人生はあなたが主人公です。

誰もあなた以外にあなたの人生の責任を取ってくれる人はいません。

こと命に関わることです。ものすごく難しい選択を迫られることになります。

でも、大多数の人は、自分は選べない(選択は一つしかない)と思っています。

僕も、はじめはそうでした。つまり主治医の言う治療以外に方法はないと。

なぜなら、僕ら患者はその病気や治療については全くの無知であり、素人だからです。

その道のプロの言うとおりにするのが一番確実であると。

そうすれば、少なくともその時点では、

「他の選択をする」というとてつもないストレスから逃れられます。

僕の場合は、医師から病理結果を知らされると同時に、

今後、抗がん剤(テモダール)の投与を行うとともに、

脳の周辺組織に数十回にわたる放射線の照射を行うということ。そして、

引き続き数ヵ月に渡る入院が必要であることを言われました。

その説明を受けながら、僕はショックすぎて呆然となっていました。

やっとのことで医師に質問できたのは、その治療でどのような副作用があるのか。ということだけでした。

医師からは、髪の毛が抜ける免疫力が弱まる吐き気船酔いのような症状が出る可能性があるという説明を受けました。

僕の心の声は「逃げろ」と言っていました。

が、その場に家族も同席していましたし、その時点では僕も、

それ以外の選択肢は選べないように思えました。

こちらから人生に対して行動を起こさなければ、人生のほうからこちらに行動を起こしてくる

僕の好きな本の一説に次の言葉があります。

「こちらから人生に対して行動を起こさなければ、人生のほうからこちらに行動を起こしてくる」

あなたが自ら動かなければ、勝手に他者に決められた道を歩むことになります。

 

 

病理診断が出た翌日には、まだ同意もしていないのに、早くも放射線科の医師から治療の説明がありました。

僕は医師に聞きました。

「先生、この治療を受ければ、癌は治りますか。」と

医師は答えました。

「現在の医療で癌が完治する治療は存在しない。ただ、この治療を受けた患者の〇%以上が予後、5年、10年と生存している。」と。

僕は聞きました。

「では、この治療を受けなかった患者の生存率は?」と

医師は答えました

「そんなデータは存在しない。」と

僕はそれを聞いて言いました。

「僕はまだこの治療を受けることに同意したわけではありません。少し時間をください。自分でも調べて、検討した結果、受けるかどうかを判断したい。」と

医師は少し不謹慎な顔をしていいました。

「セカンドオピニオンを受けるつもりですか。別に構わないけど、どこの病院に行っても同じですよ。抗がん剤と放射線。これが今の癌の標準治療なのだから。」と

こうして僕は、医師からセカンドオピニオンを受ける名目で2週間の時間の余裕をもらい、病室を出ました。

セカンドオピニオンは正反対の意見を持つ医師にしないと意味がない

セカンドオピニオンをすると言ったものの、それがどういうものか僕には何の知識もありませんでした。

そもそも、どこの病院にセカンドオピニオンを行えばいいのか、何も決まってなかったのです。

調べているうちに、2週間というタイトな期間で

セカンドオピニオンに応じてくれるような病院がほとんどないことがわかりました。

それでも、なんとか緊急である旨を伝え、早急に意見を聞かせてくれる病院を見つけ、

約束の2週間ギリギリ直前に予約を取りつけることができました。

 

 

しかし、結果はこちらの期待通りにいかず、

その病院でも抗がん剤、放射線治療を受ける以外に道はないと強く言われました。

 

後から知ったことですが、同じ、西洋医学の病院(ほとんどの病院が西洋医学です)

でセカンドオピニオンを受けても、同じことを言われるのは当たり前です。

セカンドオピニオンを受けるなら、西洋医学と東洋医学等を統合した

「統合医療」または「代替医療」を行っている医師に相談しないと意味がありません。

しかし、そのような医師は総合病院などの大病院にはまずおらず、

独立開業してクリニック等で治療を行っているケースが多いです。

しかし、その時の僕はそんなことは全く知らず、ずっと大病院ばかりを探していました。

なお、その時のセカンドオピニオンの費用は1時間程度で約2万円ほどかかりました。

 

抗がん剤・放射線治療を受けないことを決断した

セカンドオピニオンを受け どちらの医師にも癌の標準治療(抗がん・放射線治療)を勧められたにもかかわらず、

僕はその治療を受けないことを腹に決めました。

 

理由は単純です。どうにもこうにも、心の底からそのような苦痛な治療を受けるのが嫌だったからです。

そう言うと、ただ逃げているだけのように思われそうですが、

手術をして見えている腫瘍はすべて取り切っているのに、なぜ、えてもいないものに対して治療するのか納得いかなかったからです。

確かに、グレード3の悪性脳腫瘍であれば、増殖スピードが速いため、手術で取り切ったと見えても、

その周辺組織に癌細胞が浸潤していて、そこからまた癌が拡がる可能性が非常に高いとされています。

ですので、今のうちに見えていない癌細胞についてもすべて殺してしまおうというのが、西洋医学の考え方なのですが、

僕は、見えていないレベルの癌細胞であれば自分の免疫の力が強ければ勝てるのではないかと思いました。

医師に言わせれば、そんな甘いものではない。と言われるかもしれませんが、僕は何の根拠もなくそう思えてなりませんでした。

でも、正直、自信がありません、こちらは癌についてど素人の患者、医師は何人もの患者を診てきたプロです。

でも僕は自分の直感を信じることにしました。

そして、治療を受けないと決めて、その道が自分にとって正しい道になるように、必要な情報を集め始めました。

実際に経験してわかったことですが、進む道を決めると、そこに必要な人や、情報が磁石のように引き寄せられてきました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

僕は癌の治療に関して常識と真逆の道を行くことに決めました。

正直言って、この決断をするのにはものすごい勇気がいりました。

治療を受けないことによって最悪の場合、死ぬこともあり得ます。

事実、当時のネット情報でで調べた限りにおいてはグレード3の脳腫瘍では

予後の生存率が何%とか、悪い情報しかなかったので、

今考えてもこの時、よく決断したなと思います。

ここで僕がお伝えしたかったことをまとめると

*医師が何と言おうと、最終的にどうするかを決めるのは自分であり、選択肢は決して一つではない

*セカンドオピニオンを受けるなら統合医療や代替医療を行っている医師にしないと意味がない

*進む道を決めると、不思議と必要な人や情報を引き寄せる

ということになります。

参考にしていただければと思います。